ヒューマントレジャーサポートオフィス

銀が金になった? 賃金の不思議

2014年1月24日

こんばんは。将棋で人事労務® を伝える文京区の社会保険労務士 山岡 です。

将棋では、「銀」「桂」「香」「歩」は、相手の陣地に入ると「金」に成ることができますが、特に「銀」の場合は「金」に成るか成らないかで迷うことがあります。

銀も金も重要な役割を持っています。主に、銀は攻めの要、金は守りの要になる駒です。(銀が守り、金が攻めることもあります)

「銀は成らずに好手あり」という格言もありますので、成るか?成らないか?本当に迷ってしまいます。

ginkin
銀と金では動ける方向が違います。成るか?成らないか?

金に成ると真横や真後ろに動けるようになりますが、斜め後ろには動けなくなります。一度金に成ると銀には戻れない(※)ため、その後の展開や活用法を読む必要があります。

(※)相手に駒を取られた場合には、相手の持駒として銀に戻ります。

結局のところ、成るか成らないか?私の場合は状況に応じて “カン” で決めることが多いです・・・(汗)


銀と金と言えば、重要な労働条件の一つに『賃金』があります。日頃から当たり前のように使っている言葉なのであまり気にしていませんでしたが、銀と金のことを考えていたら、サラリーマン時代に先輩から聞いたことを思い出しました。

「金を『ぎん』と読むのは『賃金(ちんぎん)』だけだ・・・」

と、教えてもらったことがあります。その理由までは覚えていませんが、少し調べてみたところ、昔は報酬を銀貨で支払っていたため『賃銀』と表記されていたらしく、それが1950年以降に『賃金』という表記に一般化されたようです。

賃銀は賃金になりましたが、将棋の銀が金に成るかどうか・・・これからも迷ってしまいそうです(苦笑)

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