ヒューマントレジャーサポートオフィス

「振り駒」の結果に従う

2014年3月17日

こんばんは。将棋で人事労務® を伝える文京区の社会保険労務士 山岡 です。

今日は、毎月参加している多業種交流会の企画・打ち合わせに参加してきました。会員の高度・専門スキルを生かして相互に貢献する活動をしているのですが、裏方として企画に携わることで得られるものが多く、毎回楽しみにしています。これからも、このような御縁を大切にしていきたいと思います。

御縁といえば、会社の配属先も御縁だと思います。今回は、将棋の「振り駒」について、私自身の配属先を思い出しながら書いてみたいと思います。

将棋は、先手と後手が交互に指しますが、先手と後手は「振り駒」という方法で決めます。上位者の「歩」を5枚振って、表(歩)が多く出ると先手、裏(と)が多く出ると後手になります。

実際の対局では、先手が必ずしも有利とは限りません。プロ棋士の公式戦の統計では、先手の勝率が5割を僅かに超えている程度で、後手が勝ち越した年もあります。後手ならではの戦法も出てきているため、必ずしも先手有利とは限りません。

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「振り駒」の結果だけで有利か不利かは決まらない

話は変わりますが、私は秋田市内の高校を卒業してすぐに地元の電力会社に入社しました。入社して最初の配属先は新潟市内の営業所でした。地元思考が強かったため、勤務地が新潟市と聞いたときはビックリした覚えがあります。入社前には、希望する勤務地を第3希望まで会社に伝えていましたが、希望とは異なる予想外の勤務地への配属でした。地元で働くことができると思っていたのに・・・

勤務地の希望は叶いませんでしたが、今にして思うと早い段階で地元を離れることができて良かったと思います。そのおかげで勤務地そのものにはあまり拘らなくなりました。希望の勤務地と異なっていても、与えられた場所で目の前の仕事に真剣に取り組むことにより、それまで見えなかった道が見えてくることがありますからね。

入社後の人事異動でも、希望する勤務地や部署と違うところへ配属されたことがあり、転勤で佐渡島に住んだこともあります。異動の内示を受けたときは、離島に住むことに対する多少の不安はありましたが、そのおかげで社会保険労務士の資格取得に向けて勉強を開始することができ、貴重な離島生活を経験することもできました。

会社の人事異動は本人の人生を左右することもありますが、将棋で言えば、「振り駒」の結果に従い、先手でも後手でもどちらでも対応できる柔軟性が必要だと思います。もしも譲れないことがあれば、そのときは組織に頼らず自己責任で・・・それはそれで良いかもしれませんね。

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