手が震えるのは目標に近付いたから!?
こんばんは。将棋で人事労務® を伝える文京区の社会保険労務士 山岡 です。
プロ棋士の羽生善治三冠は、終盤になってご自身の「勝ち」が見えると、手が震えることがあるそうです。
羽生三冠ほど明らかに手が震えることはありませんが、私にも似たような経験があります。サラリーマン時代に会社の将棋大会に出たときのことです。
そのときは、有段者クラス9人によるリーグ戦でした。初戦から4連勝し、自分でも驚くほど調子が良く、第5局目では、毎年のように上位進出している大先輩との対局でした。
終盤になってお互いの持ち時間が少なくなり、既に対局が終了した人たちが周りに集まってきたときのことです。多くのギャラリーに見つめられる中で、「もしかすると勝てるかもしれない」と思ったときに、心臓のドキドキが駒を持つ手に伝わるのを感じました。
同様のことは、社会保険労務士試験を受けたときにも感じました。2回目に受験したときのことです。直前の模試で合格ラインを超えていたため、1回目のときとは違い、「もしかすると合格できるかもしれない」と思っていたためだと思います。
結果は、将棋の勝負に勝ち、試験にも合格することができました。
手が震えたことの共通点は、
・「自分にはちょっと無理かな」と思っていた目標に近付いたこと。
・持ち時間が少なくなっても(使い切っても)最後まで諦めなかったこと。
だと思います。できて当たり前の低い目標に近付いても手は震えません。高い目標をクリアし、それが自分にとって当たり前のレベルになって手が震えなくなることは良いと思いますが、最初から低い目標を設定するのは自分でも寂しく感じることがあります。
ちなみに上記の将棋大会では、残りの3戦を全敗してしまいました。社会保険労務士試験の終了・合格後は、明確な目標もなく惰性で過ごしていたような気がします。
目標が明確になっていなかったり、安全圏にいたりすると、手が震える感覚が鈍るのかもしれませんね。
安全圏にいるわけではありませんので、あらためて今年の目標を明確にして行動したいと思います。
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