人間将棋を観て駒の気持ちを想像してみました
こんばんは。将棋で人事労務® を伝える文京区の社会保険労務士 山岡 です。
先日、山形県天童市で毎年開催されている人間将棋を観てきました。人間将棋には以前から興味があり、今年は3か月前にスケジュールを押さえ、ほかの仕事を入れないようにしていました。
全国の将棋駒の95%を生産している天童市は、道を歩けば電柱には詰め将棋が、郵便ポストなどには駒のモニュメントが設置され、街全体が将棋ムードに包まれていました。また、人間将棋の対局前には様々なイベントがあり、将棋を知らない人でも十分に楽しめると思います。
今回の取材テーマは、駒の気持ちを想像することです。人間将棋の対局中には、解説者(プロ棋士)から「全ての駒を動かすようにしてくださいね」と、対局者に声が掛かり、続けて、「最後まで一度も動かなかった駒の人には(対局者の女流プロ棋士が)サインを書いてあげてくださいね」と注文がありました。
1時間以上にわたる対局、しかも当日は晴天だったため観戦しているだけでも暑く、駒の皆さん(地元の高校生たち)は甲冑を身にまとっていたので、さぞかし暑かったと思います。
実際の対局では、全ての駒を動かすことのほうが希だと思います。最後まで一度も動かなかった駒は、その対局においては、動く必要がなかったのだと思われますが、その駒の気持ちを考えたら・・・
『せっかく甲冑をまとって準備したのに出番なしですか・・・』
と、残念な気持ちになっていたかもしれません。
ここで解説者の言葉が生きてくるのだと思います。動く機会がなかった駒にはサインを・・・駒の気持ちを察しての言葉でした。
会社でも活発に動く社員に評価が偏ることがありますが、たとえ評価結果がそうだとしても、動かなかった社員にも労いの声を掛けるなどの配慮が必要ではないか、人間将棋を観て、解説を聞きながら、そんなことを感じました。
ほかにも参考になることがあったのですが、続きは次回お伝えします。
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