ごちゃごちゃしているものを整理してみる
こんばんは。将棋で人事労務® を伝える文京区の社会保険労務士 山岡 です。
将棋を使ったゲームに「山崩し」というものがあり、盤の上に乱雑に積み上げられた駒を、音を立てないように指で引きずって盤の外に落とします。成功すると連続してプレイすることができますが、音を立ててしまうと次の人と交代します。最終的には落とした駒の枚数等で勝ち負けが決まります。（他にもローカルルールがあるかもしれません）
音を立てないように静かに・・・
山崩しの場合は、ごちゃごちゃした感じが良いのですが、仕事をする場合にはいろいろ整理したいと思うことがあります。
例えば、社会保険労務士の仕事をしていると、出産・育児に関する給付について相談を受けることがありますが、それぞれ法律が異なるためなかなか理解しづらいと思います。
参考までに出産・育児に関する給付には、主に次のようなものがあります。
・出産育児一時金（健康保険法）
・出産手当金（健康保険法）
・育児休業給付（雇用保険法）
・児童手当（児童手当法）
ホームページで一つずつ調べても、全体を把握するのが難しく感じられるため、このようなときには、まずは大雑把に全体像を説明し、その後に細部の取扱いを伝えるようにしています。
給付の全体像はこんなイメージです
給付以外にも、手続きとしては、産休・育休期間中の社会保険料免除、育児休業等終了後の改定、標準報酬月額の特例等が必要になる場合もあります。
また、労務管理上は、下記のように、労働基準法、育児介護休業法、男女雇用機会均等法等に関する知識も必要になってきます。
・労働基準法：解雇制限、産前産後の就業制限、妊産婦の就業制限、育児時間
・育児介護休業法：育児休業、子の看護休暇
・男女雇用機会均等法：婚姻、妊娠、出産等を理由とする不利益取扱いの禁止等
出産・育児に関する取扱等はごちゃごちゃしていますが、まずは大雑把に全体を把握するところから始められてはいかがでしょうか。
整理すると全体が見えやすくなりますね
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