もう負けたと思っても粘ると見えることがある
こんばんは。将棋で人事労務® を伝える文京区の社会保険労務士 山岡 です。
どんなに頑張っても結果が出ないことってあると思います。
早めにあきらめて別の方向へ進むか、もう少し頑張ってみるか、悩むことがあります。
そのときの状況にもよりますので、どちらが正解ということはないと思いますが、あきらめるにしても自分が納得できるところまでは粘りたいと思います。
先手の玉が香車で王手を掛けられた局面です。玉の前に合駒をしても、玉が逃げても、守るのは一見不可能に見えます。
もう一手余裕があれば、後手の玉を詰ませるのに・・・
あと一手さえ余裕があれば・・・
もう10年近く前のことになりますが、私が社会保険労務士試験を受けたときのことです。選択式試験の健康保険法の問題を見た瞬間、これは最後に時間をかけて解答しようと思いました。その理由は、選択肢が全て数字で、ほとんど記憶できていなかったからです。焦りました(汗)
選択式試験は午前中に実施され、午後の択一式試験よりも時間的には余裕があります。そのため、同じ教室で受験をした人の半分近くは試験終了時刻を待たずに退室していました。
どんな問題でも途中で退室せずに最後まで粘ろうと思っていましたが、いざ健康保険法の問題に取り組んでみると、自信を持って解答できるものが一つもありませんでした。終わった・・・いや、そんなことはない!
これ以上考えても結果は変わらないかもしれないと思いつつも、微かに残っている記憶を頼りに適当な数字を当てはめてみたり、数字を入れ替えてみたり、逆算をしたり・・・とにかく最後まで粘りました。そうすると、全然思い出せなかった数字が、ぼんやりと頭に浮かんできました。正解の自信はありませんでしたが、結果はギリギリ合格でした!
合格発表のときの喜びは今でも鮮明に覚えています。
絶体絶命の局面でも、粘れば見えてくるかもしれません。きっと大逆転です!
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