ヒューマントレジャーサポートオフィス

「穴熊囲い」と「中住まい」 セキュリティの違い

2014年8月10日

こんばんは。将棋で人事労務® を伝える文京区の社会保険労務士 山岡 です。

今日の午前中は、実際に駒を並べながらNHKの将棋トーナメントを観ました。次の一手を予想しながら観ていましたが、やっぱりプロは凄いですね!予想が全然当たりません(汗)

私が将棋を覚えた頃は、お互いに玉を囲っておもむろに攻めが始まっていく感じでしたが、最近の将棋は玉を囲う余裕がないほど速い展開になることが多く、時代の変化を感じます。

ところで、将棋で最も固い守りは「穴熊囲い」と言われています。玉の周りを金銀桂香がガッチりと守っています。これだけ隙間無く守りを固めていれば安心かというと必ずしもそうではありません。相手に攻め込まれると、身動きがとれなくて負けてしまうこともあります。

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固い守りの「穴熊囲い」

一方で、玉の周りに広いスペースがある囲いが「中住まい」です。玉の周りに守ってくれる駒がいないので不安になるかもしれませんが、その分身動きが取れるので、早めに逃げたり、場合によっては周囲の駒が攻撃に転じたりすることができます。

どちらの囲いが優れているということではなく、それぞれの特徴を理解して、流れに合わせて囲いを選択すれば良いと思います。

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速い展開のときに使われることが多い「中住まい」

実は弊所のIT顧問が来所した際にこのようなことを話していたところ、ITセキュリティにもいくつかの守り方があるそうです。

例えば、パソコンの利用を社内に限定し、インターネットへの接続及び社外での利用を禁止する「穴熊囲い」のような対策。これによってデータ流出のリスクは軽減できるかもしれませんが、インターネット環境が整っている現代では、業務効率が悪くなってしまいますよね。そうかといって、データを社外に持ち出すとパソコンやUSBメモリーを紛失するなどの恐れもあります。

社外でも自由にパソコンやインターネットを利用することができるようにして、データを持ち歩かずに必要の都度社内データにアクセスする「中住まい」のような対策も考えられます。インターネット環境が整い、現在では社外でも当たり前のようにインターネットに接続する機会が増えたため、業務効率を考えたセキュリティという点では、穴熊囲いよりも中住まいのような対策が必要になるのかもしれませんね。

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