ヒューマントレジャーサポートオフィス

駒と盤の組み合わせを実験してみました・・・従業員と会社は?

2014年10月12日

こんにちは。将棋で人事労務® を伝える文京区の社会保険労務士 山岡 です。

昨日はちょっと気になることがあって、お店のおもちゃコーナーで最も安い将棋の駒と盤を購入し、ある実験をしてみました。これで弊所の将棋セットは、セミナー用のものを含めて5セットになりました(笑)

実験の内容をお話しする前に、将棋の駒と盤の素材についてご紹介します。

将棋駒の素材として最高級とされているのは「本黄楊(ほんつげ)」です。同じく将棋盤の素材として最高級とされているのは「本榧(ほんかや)」です。本榧の将棋盤は適度な弾力性があって、硬い本黄楊の駒をしっかりと受け止めてくれます。この組み合わせは、駒の音が良く響きます!

将棋の大山康晴十五世名人は、「将棋が強くなりたかったら高い駒と盤を買いなさい」と仰っていたそうです。確かに、思い当たるところがあります。実力が上がってくると良い道具が欲しくなってきます。逆に、先に良い道具を揃えて形から入ることもあると思います。私の場合は前者でした。小学生のときに少しだけ上達を実感し、NHKの将棋番組を観たり、専門誌を読んだりするうちに、やっぱり良い駒と盤が欲しくなってきました。とは言っても子供ですので、中学生のときに新聞配達のアルバイト代でそれなりに(子供が買える程度の)満足できる駒と盤を購入しました。今にして思うと、素材そのものは必ずしも良いとは言えないものでしたが、毎日将棋盤に向かうのが楽しくなった記憶があります。

話を戻して実験のことですが、

1.「高級駒と格安将棋盤」の組み合わせ

2.「格安駒と高級将棋盤」の組み合わせ

良い音が響くのはどっちか?気になっていました。

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「高級駒と格安将棋盤」の組み合わせ

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「格安駒と高級将棋盤」の組み合わせ

結果は・・・明らかに「格安駒と高級将棋盤」の組み合わせのほうが良い音が響きました。もちろん、高級駒と高級将棋盤の組み合わせほどではありませんが、高級将棋盤がしっかりと受け止めるので格安駒でも良い音が響くようです。

将棋駒を従業員、将棋盤を会社とすると、従業員が活躍できるかどうかは、会社の文化や風土といったものの影響が大きいと思います。従業員の素材がどんなに良くても、会社がいい加減だと従業員が活躍せずに辞めてしまうかもしれません。

しっかり社会保険に加入するなど当たり前のことを当たり前に行い、経営方針や就業規則等の社内ルールを従業員にもわかりやすく説明し、できるだけ透明性を持たせることが必要だと思います。そのうえで従業員を育てて成果や喜びを共有することができれば、従業員が活躍するようになっていくのではないか、そんなことを感じた次第です。

ちなみに将棋の駒は、使い込むほどに徐々にきれいな飴色に変化していきます。ちょっとマニアックですが、自分の駒を育てていく感じです。楽しみながら駒を育て、育った駒をみて喜びを感じて更に上達することができます。

会社と従業員の関係もそうであって欲しい・・・そんなことを感じる実験結果でした。

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