渡してもよい駒と渡してはいけない駒
2014年12月7日
こんばんは。将棋で人事労務® を伝える文京区の社会保険労務士 山岡 です。
今日は午前中にNHK将棋トーナメントを観戦し、夕方から1時間程度のランニングをしてきました。頭と体を使い、それなりに充実した一日になりました。
将棋の対局は、途中まで(ガッチリと穴熊に囲った)後手が有利と思われましたが、後手の駒が不足して攻めきることができず、最後は先手が逆転勝ちしました。
終盤での解説者の一言が、
「後手は、先手に飛車を渡しても良いですが、角か桂馬を渡すと負けてしまいます・・・」
でした。後手は、先手に角と桂馬を渡すことなく、見事に勝利しました。
飛車はとても強力な駒ですが、今回は飛車を渡しても角と桂馬は渡さないことがポイントでした。相手に駒を渡すと、渡した駒を使って反撃されることを想定する必要があります。
会社では、人件費を削減するために早期退職制度を導入する場合があります。対象者に割増退職金を支払うなどの優遇をして自主的に早期退職を促す制度ですが、辞めて欲しくない優秀な従業員が希望することもあり得ます。そのため、対象者を絞るために、年齢や勤続年数等に条件を付けることにより、辞めて欲しくない人材の流出を防ぐことが考えられます。また、会社が承認した者に限る旨を就業規則に規定することもあります。
それ以前に、辞めて欲しくない従業員には、「君は当社に必要だ」と、日頃から伝えることが大事なんじゃないか?
今日の対局を観戦し、ランニングをしながらそんなことを感じた次第です。
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