ヒューマントレジャーサポートオフィス

気づきの多い職場見学

2017年10月30日

こんばんは。将棋で人事労務® を伝える文京区の社会保険労務士 山岡 です。

就業規則を作成させていただくにあたり、ある職場を見学させていただいたときのことです。

そこでは美術を通して自己表現や自己主張を練習し、

「生きるために必要な力」

を育んでいます。

一般的な美術教室のように、スタンドに立てかけられた絵に向かう画家のような子どもたちがいるのかと思っていたら、想像していたのとは全然違いました。

なんの制限もなく、テーブルの上に広げられた紙やノートに、子どもたちがおしゃべりをしながら思い思いに好きな絵を描いていました。

印象的だったのは、先生が子どもの絵をみて指導をするとき、

『例えば・・・』

『いや、例えば・・・は言っちゃわないほうがいいかな〜』

と言っていたことです。

それを教えてしまうと、答えがあると思ってしまうので、あえて教えないそうです。

また、

『今自分が一番はまっているものを描いてください』

『みんなが大人になってそれを見たときに、懐かしく思い出すことができますよ』

『上手に描こうとすると、大人になったときにその絵を見ても思い出せないからね』

という言葉も興味深かったです。

先生や親に褒められようとして上手に描こうとすると、なぜそれを描いたのか記憶に残りづらいそうです。

一般的に正しいとされていることであっても、あえて教えない・・・

教えると型にはまってしまい、自分で考えることができなくなってしまうのかもしれません。

見学時間は6時間を超えましたが、それを長いと感じることもなく、

自分自身がもっと柔軟にならなければ・・・

と、気づきの多い職場見学になりました。

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