2017年は「将棋の年」
こんばんは。将棋で人事労務® を伝える文京区の社会保険労務士 山岡 です。
今年もあと1日を残すのみとなりましたが、今年は将棋ブームに火が付いた年だったと思います。
- 藤井聡太四段の公式戦29連勝
- 加藤一二三九段(ひふみん)がバラエティー番組で大活躍
など、
今年の前半はテレビに出ない日はないんじゃないか、
というくらい毎日のようにお見かけしました。
これだけでも凄い将棋ブームでしたが、年末になると更に凄いニュースが…
「羽生善治 永世7冠を達成」
「永世」の称号はタイトルごとに条件が異なり、竜王であれば連続5期または通算7期のいずれかを達成するとその資格を得ることができます。
(「永世」は引退後に名乗ることができるそうです)
そもそも将棋のプロ棋士になるためには、奨励会というプロ棋士養成機関に入らなければなりません。
年1回の試験を受けて小学生のうちに入会することが珍しくなく、その実力は都道府県のアマチュアトップレベル(三段以上)だと思われます。
入会すると(アマチュアと違うので)奨励会6級くらいからスタートし、26歳までにプロ棋士(四段)になれなければ強制的に退会させられます。
(奨励会6級は、アマチュア三段から五段くらいに相当します)
三段から四段になれるのは年に4人しかいないため、年齢制限で退会する人も多いようです。
四段になった後も、タイトル戦の挑戦者になるにはトーナメント戦やリーグ戦で勝ち抜かなければならず、挑戦者になったらタイトル保持者と五番勝負や七番勝負をして勝ち越さなければなりません。
奨励会に入るだけでも大変なのに・・・
プロ棋士(四段)になるのは更に大変
一つのタイトルを取るのは更にもっと大変
一つの永世称号を取るのは更にもっと凄く大変
永世7冠はあまりにも凄すぎて・・・例えようがありません。
竜王を獲得し永世7冠を達成されたときのインタビューでは、
「将棋そのものを本質的にどこまでわかっているかといわれれば、わかっていないのが実情。これから自分自身強くなるかわからないんですが、そういう姿勢や気持ちを持ってやっていけたらいいなと思います。」
と仰っていて、私は、ただただ驚くしかありませんでした。
人工知能(AI)が人間よりも強くなった感がありますが、まだまだ人間の可能性が無限大だと思いました!
来年には国民栄誉賞を受賞されると思いますので、これからもファンの一人として応援し続けたいと思います。
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