ヒューマントレジャーサポートオフィス

逸脱と失敗と学び

2018年5月15日

こんばんは。将棋で人事労務® を伝える文京区の社会保険労務士 山岡 です。

将棋の羽生善治竜王と脳科学者の茂木健一郎さんの著書「考える力」の中に、

「人間の本質は逸脱にある」
「ミスをしてしまうのは非常に人間らしいこと・・・」

という記述がありました。

クロアゲハのような蝶は飛ぶルートがコンピュータプログラムのように決まっていて、森のなかに明るい所と暗い所がパターンになっていると、 もうこのラインを飛ぶと決まってしまうらしく、これを「蝶道」というそうです。

これに対し、
「人間の場合は、どこをほっつき歩くかわからない・・・」
思わず納得です。

自分もミスをすることがありますので、それはそれでしっかり反省しますが、他者には寛容でありたい、と思います。

最近のニュースやネット上のコメント等を見ると、正論をかざして過剰に反応しているように感じられることがあります。

正論であれば正論であるほど反論のしようがなく、相手を必要以上に追い詰めることになり、見ていると息苦しくなることがあります。

羽生竜王の言葉には、

「ミスが名局を生む」
「リスクが高いけど、同じ道ばかりではつまらないから別のことをやろう・・・」
とあります。

取り返しのつかないミスは許されないと思いますが、 蝶道を進む人間ばかりだと面白くないような気もします。

「だって人間だもの」って感じかもしれませんね(^_^;)

ちなみに、人間は皆、失敗したときはそれを一刻も早く忘れたいため、失敗から学ぶ学習のメカニズムがほとんどないそうです。

だからこそ、失敗と向き合おうとすることが重要なんでしょうね。

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