ヒューマントレジャーサポートオフィス

給料=我慢料?

2018年11月18日

こんばんは。将棋で人事労務® を伝える文京区の社会保険労務士 山岡 です。

上司が部下をみているように、もしかするとそれ以上に、部下は上司をみています。

あなたが課長だとしたら、あなたの部下は、あなたが部長と話す姿を興味深く観察しています。

部長と意見が食い違うときにあなたがどんな対応をするのか、部長にペコペコしていないか、じっとみています。

部長の意見を尊重しながらも自分の意見をしっかり伝えることができれば、あなたの部下もそのようになります。

逆に、部長と違う意見があるにも関わらず、それを部長に伝えずに、席に戻ってから愚痴をこぼすと部下もどこかであなたに対する愚痴をこぼすようになるでしょう。

もちろん、すべての部下がそうなるとは限りませんが、部下は、良くも悪くも上司の影響を受けてしまいます。

例えば、上司が部下に対し、「仕事なんだから我慢しろ!」と言い続けると、部下の頭には、仕事=我慢、給料=我慢料、と刷り込まれてしまいます。

ちょっと話は変わりますが、あなたが飲食店に入ったとき、そこの店員同士が、

「こんな時給じゃ、やってられないよ!あの客早く帰らねぇかな〜」

と立ち話をしていたり、ニコリともせずに無言で料理を運んできたりしたら、あなたはそのお店のリピーターになりますか?

顧客目線で考えるとイメージしやすいと思いますが、嫌々仕事をしていると、その空気は従業員から顧客へ伝わります。

ほとんどの顧客は我慢料を払いたくて来店しているわけではありませんので、仕事=我慢、給料=我慢料、と刷り込まれてしまうと、売上の減少や労務リスクにつながってしまう恐れがあります。

もちろんその逆もありますので、上司が楽しく仕事をすると、それが部下に伝わり、さらに顧客にも伝わります。

仕事は楽しいことばかりではないと思いますが、仕事の中に楽しさや面白さを探してみてはいかがでしょうか?

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