自分と相手との違い
こんばんは。将棋で人事労務® を伝える文京区の社会保険労務士 山岡 です。
自分と相手は違う。
そんなことは百も承知しているはずなのに、つい「自分がこう思うから相手も同じように思っているはず」と勘違いし、人間関係がこじれてしまうことがあります。
例えば、同僚や部下に対し、「私だってできたのだから、あなたもできるはず」と言ってしまうことがあると思います。
これは相手を励まそうとしているのかもしれませんが、相手の受け止め方によっては逆効果になることがあり、
「それは(上司の)〇〇さんだからできたんですよ!」
「私は(同僚の)△△さんとは違いますから!!」
などの反発を受けるかもしれません。
コツコツ積み上げることが得意な人と、一気呵成に突き進みたい人とでは、仮に目標が同じでも達成するための手段やペース配分が異なります。
どちらが良いとか悪いとかではなく、単に「違う」だけなのですが、相手の考えを受け入れることによって自分が負けたと感じてしまうことがあるようです。
もちろん、仕事はスピードが重視されるので、状況によっては仕方ないのかもしれません。
将棋の場合、槍のように遠くまで一気に進める「香車」が「歩」に対し、「私だってできたのだから、あなたも相手の陣地まで一気に進めるはずでしょう!」と言ったところで、歩は一歩ずつしか前進できません。
どんなに頑張っても歩は香車になることはできないのです。
ただし、香車も歩も相手の陣地に入り、成ってしまえばどちらも「金」と同じ働きをしますので、手段やペース配分が違っても、目標達成や成功を分かち合えば良いのではないでしょうか。
なお、香車、桂馬、銀将は、成らずにその特性を活かすこともありますので、局面に応じて最適な一手を選択してください。
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