妄想が現実に
こんばんは。将棋で人事労務® を伝える文京区の社会保険労務士 山岡 です。
妄想が現実になり、私にとって聖地である山形県天童市でセミナー講師を務めさせていただきました。
好きなことと仕事を組み合わせると思いがけないご縁がつながるものですね。
セミナーのタイトルは、
★将棋×働き方改革★「将棋に学ぶ人財の活かし方」
でした。私が人間将棋に出演したときに体験したことや、駒の特性を理解したうえで「成る」か「成らない」かを決定することなどをお話しました。
人間将棋の駒武者(駒役)を演じたときは、自分の視界がみるみるうちに狭くなっていきました。
最初のうちはすべての駒の配置をイメージすることができましたが、局面が進むにつれて自分の移動可能なエリアしか見えなくなっていきました。
「移動先を指示されたらすぐに動けるようにしなければ…」と考えるようになり、他の駒の配置まで気がまわらず、(私は王将を守る役割だったので)前線で戦っている駒の気持ちなんて考えている余裕がありませんでした。
いざ行き先を指示されたときには、私に対する指示だと思ったら別の駒に対する指示だった…なんてこともあり、観客席から見るのと盤上で演じるのとでは大きな違いがありました。
また、山形県天童市は将棋駒の生産量日本一ですので、「駒づくりは人づくり」という話もしました。
スタンプ駒は、駒の木地に王将や歩兵等のスタンプを押したもので、リーズナブルで大量生産が可能ですが、使い込むと文字が薄れたり消えたりすることがあります。
一番高級な盛上駒は、駒の木地を掘り、そこへ漆を数回に分けて入れ、さらに蒔絵筆で漆を盛り上げてつくります。
一度掘ってから漆を入れていくため、仮に盛り上げた部分がすり減ってもスタンプ駒のように文字が消えることはありません。
企業の人財育成も似ているのでは?
「足下を掘れ、そこに泉あり」
という言葉がありますが、私の場合は足下を掘ったらそこに将棋があった、そんな感じです。
今回も貴重な経験をさせていただきました。
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