ヒューマントレジャーサポートオフィス

手のない時の端歩

2020年5月14日

こんばんは。将棋で人事労務® を伝える文京区の社会保険労務士 山岡 です。

先日観たテレビ番組「マツコの知らない世界」は、室外機や電柱など、身近だけど知らなすぎる世界がテーマでした。

私は以前に電力会社に勤めていたので、どちらのテーマも個人的には興味深いものでした。

電柱の世界を紹介してくれたゲストさんは、電柱が好き過ぎるため鑑賞用にガイシまで購入し、各地の電柱、電線、変圧器や腕金などを撮影しているようでした。

そしてその体験を楽しそうに発信している姿は、(良い意味で)突き抜けたマニアやオタクの世界なのかもしれません。

「下手の横好き」や「好きこそものの上手なれ」という諺がありますが、個人的には後者のほうが好きです。

好きなことは、放っておいても自ら学び、そのための工夫をするようになるので自然に上達すると思われます。

ただし、上達スピードが落ちてくると取組みをやめてしまったり、興味の対象が変わってしまったりすることもあります。

一方で、昔好きだったことを再開することもあると思います。

私にとってはそれが将棋なんですが、子供の頃はただ強くなりたかっただけでしたが、今は強くなることよりも将棋の文化・歴史・格言等から人事労務につなげるネタ作りが好きです。

先ほどのマニアやオタクの世界を将棋で表現するとしたら…「雀刺し」かもしれません。

雀刺しは、飛車の前に香車と歩を配置し、桂馬や角とも力を合わせて端から集中突破する戦法です。

また、「手のない時には端歩を突け」という格言もあります。

これは、一見意味のないような端歩を突き進めることが後々に効いてくることがあり、その一手が最終的に勝敗を決めることもあります。

意味があるかどうかは行動しないと見えづらいので、考え過ぎて止まる前にまずは一歩前進、そして集中突破です!

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