「教える側」と「教わる側」
2020年10月1日
こんばんは。将棋で人事労務® を伝える文京区の社会保険労務士 山岡 です。
新卒採用担当者から聞いたことですが、
「教えてもらっていないのでできません」
と答える若手の社員が増えてきているようです。
若手の社員と話しているとこのような言葉が当たり前のように出てくるため、教え方や伝え方が難しい、とのことでした。
さらに続けて、
「自分たちが若い頃も「いまどきの若い者は」と言われたが、教えてもらっていないからできないって、そんなことは言えなかった…」
とも仰っていました。
もちろん、教えてもらっていないからできないこともあると思いますが、自分の責任ではなく教えないほうが悪い、という思考はどうなんだろう…
そんなことを思うのが自分も含めて昭和世代なのかもしれません。
私がサラリーマンの頃は人事異動による業務の引き継ぎが多かったので、教える側の気持ちも教わる側の気持ちもある程度理解できます。
教えるのが上手な人から引き継ぎを受けるとすんなり理解できるのですが、全体像が見えない状況で作業内容だけを説明されるとなかなか理解できません。
かと言って自分が上手に教えていたかというとそれも疑問です。
教える側と教わる側の歩み寄りが必要なんでしょうね。
教える側は仕事の目的を含めた全体像を示しながら説明し、教わる側は理解できない部分を知ったかぶりせずに質問し、あとは実践しながら輪郭を整えていくイメージでしょうかね…
令和世代が社会人になるのはまだまだ先ですが、意識的に若い世代の方と話す機会が必要かもしれませんね。
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