メンタル不調の一因?
こんばんは。将棋で人事労務® を伝える文京区の社会保険労務士 山岡 です。
書店で「飲み会なし雑談なしは危険信号」の帯が目に入り、「心が折れる職場(見波利幸著)」を手に取りました。
サラリーマン時代を思い出しながら読み進めると、経験上も確かにそうだろうなと納得する内容が多く、IT関連技術者にメンタル不調者が多い理由としては、長時間労働以外にも「その人の技術の水準が、求められる技術レベルまで達していないから」というものでした。
以前にシステムエンジニアや映像制作をされている方に伺った話で興味深かったのは、どちらも技術力がものを言う職業ですが、プログラミングや映像制作には「センス」も必要という点です。
プログラミング言語や映像制作の技術は教えることができても、センスは教えづらいとのことでした。
センスは、マニュアル等で伝えることができないため、技術レベルに達していないと感じる人が多いのかもしれません。
私自身は、飲み会や雑談のある職場にいた経験が長く、上司に声をかけて飲みに行くこともありました。
支払いの際に多めに支払おうとしてくれる上司には、「そんなことをされると誘いづらくなるので割り勘にしてください」が決まり文句でした。
また、雑談については、仕事の進め方や私生活に関することまで相談できる雰囲気がありました。
そのような職場では、メンタル不調者がほとんどいなかったので、飲み会や雑談の効果は無視できないと思います。
ちなみに飲み会と言っても忘年会や歓迎会等のフォーマルな飲み会を開催すれば良いわけではなく、部下や後輩から気軽に声を掛けられるような自発的な飲み会が良いそうです。
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