常識の変化
こんばんは。将棋で人事労務® を伝える文京区の特定社会保険労務士 山岡 です。
私は、20代の頃にジョギングを始めたのですが、当時と今では 常識が変わっていることを実感します。
当時は、「初心者は厚底のシューズを購入するように」とアドバイスを受け、薄底の シューズは実力のあるランナーが履いていました。
ところが、 現在では、エリートランナーが厚底のシューズを履くようにな り、それがフルマラソンや箱根駅伝等の記録更新にもつながっています。
また、ランニングフォームについても、当時は踵か ら着地するように教わりましたが、現在は厚底シューズの影響 もあって、前足部または中足部から足裏全体で着地する走り方 に変わってきています。
将棋の世界でも定跡(セオリー)に変化が見られますが、AI やそれを使って研究する棋士の影響が大きいようです。
「居玉は避けよ」という格言があり、以前は、お互いに玉を安全な場所に移動し、守りを固めてから攻めに転ずることが多かったの ですが、現代将棋は守りもそこそこに攻めが始まります。
また、最近は「タイパ(タイムパフォーマンス)」という言葉を目にする機会が増えてきました。
映画を倍速で視聴するなど、特に若者は、短時間で効率よく成果を得ることを重視し、時間を無駄にしたくない、遠回りをしたくない等の意識が働き、タイパが悪いことを失敗の一つと捉え、失敗を極端に恐れる傾向があるそうです。
「いいとこ取りだけでいいのか?」や「失敗せずに成果を得るといざ失敗したときにどうやって乗り越えるのだろう…」と、 老婆心ながら心配になりますが、世の中の常識が変わってきて いること自体は認識したいと思います。
それでも、どんなに常識が変わっても、「失敗は成功のもと」や「七転び八起き」の 精神で成長につなげていきたいと思います。
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