人間将棋をみる視点
こんばんは。将棋で人事労務® を伝える文京区の特定社会保険労務士 山岡 です。
山形県天童市で開催された人間将棋を取材してきました。
私は過去に駒武者として出演したこともありますが、今回は観覧席から客観的に対局の様子をみてきました。
駒武者として出演したときは、自分自身が盤上で対局者の指示に従って動き、盤面全体を見渡すことができないため視野が狭くなった記憶があります。
次の一手は?
次は自分が動かされるのかな?
ぼーっとしていると指示を聞き漏らすかもしれない…
など、そのときの私は、他の駒のことを考える余裕もなく自分のことで精一杯でした。
観覧席からの風景はというと、ちょうど桜が満開で、駒武者の方々が熱中症にならないか心配になってしまうほどの強い日差しでした。
私が出演したときも甲冑の中が汗だくになり、終了後に水分補給をした記憶があります。
今回は対局の途中で駒武者達にペットボトルの水が配られ、対局者が長考のタイミング等に
「今のうちに水を飲むのじゃ」
と声をかけていました。
これは人間将棋ならではの光景で、会社でいうところの安全配慮義務をしっかりと果たされていました。
また、人間将棋には、「全ての駒を必ず動かすべきこと」という独自ルールがあります。
自分が盤上にいると気付きづらいのですが、観覧席からみていると、なかなか動かしてもらえない駒武者のちょっと残念そうな姿や、巧みな話術で対局を盛り上げている対局者や解説者の姿が印象的でした。
最終的に全ての駒が動いたときは、会場全体が盛り上がりました。
改めて盤上と盤外の両方の視点・協力が必要なことを実感した次第です。
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