新入社員研修「給与明細書から分かること」

こんばんは。将棋で人事労務® を伝える文京区の特定社会保険労務士 山岡 です。

先日に「給与明細書から分かること」というお題で新入社員研修をさせていただきました。

その日は初任給が支給された日だったので、新入社員の皆さんは興味をもって受講してくれたと思います。

ちなみにですが、定年退職するまでに納める社会保険料（本人負担分と会社負担分の合計）の額をご存知ですか？
初任給を22万円として、22歳の入社時から60歳の定年退職時まで一切昇給しない前提です。

答えは、

38年間で健康保険料と厚生年金保険料だけでも約2,800万円です。

40歳以降にかかる介護保険料も含めると3,000万円近く納付することになりますが、給与が上がれば保険料も上がり、保険料率自体も上がるかもしれませんので、さらに多くの保険料を納めることが予想されます。

人生で一番高い買い物は不動産と言われますが、もしかすると社会保険料は人生で二番目に高い買い物かもしれません。

仮にそうだとすれば、
社会保険のしくみや制度を知ることが今後の人生に役立ちますよ、
少なくとも給与明細書の振込額だけをみて一喜一憂しないように…
というお話でした。

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