「三手の読み」と嬉しい感想
こんばんは。将棋で人事労務® を伝える文京区の社会保険労務士 山岡 です。
先日のことですが、
「 “三手の読み” を仕事で使わせてもらっています!」
と、嬉しい感想をいただきました!
私のセミナーを受講された方が、部下を指導する際に “三手の読み” を活用されているそうです。
“三手の読み” は、相手の反応を予測して次の一手を考える、というものです。
プロ棋士の羽生善治三冠の著書『大局観』によると、
「一手目は、たくさんある自分の選択肢のなかからベストの手を選ぶ。二手目は、たくさんある相手の選択肢のなかから、指されたら自分がいちばん困る手を選ぶ。そして三手目で自分にとってベストの手を選ぶ、ということなのだ。」
とのことです。
特に大事なのは、二手目だと思います。
例えば、自動車を安全に運転するためには「だろう運転」ではなく「かもしれない運転」がポイント、と言われています。つまり、二手目を指すのは自分ではなく相手ですので、最悪を想定したうえで三手目を準備する必要があるということです。
相手はこちらの都合にあわせて動いてくれるわけではありませんので・・・
日頃、社会保険労務士として活動していると、労務管理が後回しになっていることを実感することがあります。
「自分も昔は残業代なんて貰わずに働いていたから問題ないだろう」
と、経営者が自分に都合良く解釈している場合があります。その結果、未払残業代を請求されるなど、後に大きなトラブルに発展することがありますので、労務管理でもやはり二手目の読みが大切です。
写真の局面では、先手の次の一手によって様々な手順(変化)があります。セミナー等のライブでなければ伝えづらいため解答は差し控えますが、相手は自分の思ったようには動いてくれない、つくづく実感します。
“三手の読み” お勧めです。
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