優秀な部下は離す!?・・・王飛接近すべからず
こんにちは。将棋で人事労務® を伝える文京区の社会保険労務士 山岡 です。
王将と飛車が接近すると・・・
優秀な部下を近くに置きたい上司は多いと思います。
優秀な部下は自分の右腕になってくれるかもしれません。
その結果、上司は楽になるかもしれません。
優秀な部下は上司の命令を忠実に守り、ときには先回りをして、上司の意向に沿った提案をしてくれるようになるかもしれませんが・・・
飛車が犠牲になってしまうこともあります
王将が近くにいると、飛車は王将の顔色をうかがうようになります。王将を守らなければならないので、飛車はなかなか攻めに集中することができません。
将棋には「王飛接近すべからず」という格言があります。
飛車はとても強力な攻め駒です。縦横無尽に動くことができ、相手の陣地に入って龍に成ると、斜め前、斜め後ろにも一歩ずつ動くことができるようになります。
ところが、強力な攻め駒である飛車が自陣の王将に近づくと、他の駒が王将を守りづらくなったり、王手飛車をかけられて飛車が犠牲になったりすることもあります。
優秀な部下が上司の近くにいると、優秀な部下は上司の顔色をうかがうようになります。社内融和の観点ではそれも必要かもしれませんが、社内の常識が社会の非常識にならないように・・・そんなことを感じる企業の不祥事が最近多いような気がします。
王将の顔色をうかがって攻めに集中することのできない飛車は、なかなか龍に成ることができません。
優秀な部下を更に成長させるためには???
王飛接近すべからず、いろいろと考えさせられる格言です。
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