将棋盤の裏の「音受け」・・・聴くと響く
こんばんは。将棋で人事労務® を伝える文京区の社会保険労務士 山岡 です。
前回は将棋盤の裏には怖い言い伝えがあることを書きましたが、実は他に意味があります。
将棋盤の裏にあるヘソのような溝は「音受け」と呼ばれ、この「音受け」があることによって、盤上に駒を打ったときに音が良く響きます!
「ピシッ!」という駒の音を聞くと、とても心地良くて、気持ちが前向きになります。
ちなみに、将棋盤は本榧(ほんかや)、駒は本黄楊(ほんつげ)で作られたものが最高級とされていて、この組み合わせは良く響きます。
羽生三冠の「響」 いいですね〜
人事担当者に限ったことではありませんが、現場で頑張っている社員の声を聴くようにすると、話を聴いてもらった社員が前向きに頑張るようになってきます。
ただし、人事担当者が現場に行くと、
「人事担当が来た・・・何か探りに来たのか?」
と、警戒されることがあります。同じ会社の社員なのですが、人事担当に余計なことを話すと人事評価に影響すると思われてしまうのかもしれません。
そのため、聴くときには「しつもん」の仕方がポイントになります。
自分の聞きたいことだけを一方的に質問するのではなく、相手の言葉を受け止め、否定しないことが大事です。尋問のようになっては、逆効果になってしまいます。
現場ではどのような苦労があるのか、仕事をするときに心がけていることは何か、現場で困っていることや仕事や会社に対する思いを聴いてみると何か気付きがあるかもしれません。
「脚」は将棋盤を支え、「音受け」は駒を響かせます。普段はあまり目立ちませんが、将棋盤の裏には、人事担当者の心構えが詰まっていますね。
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