テレワークの課題
こんばんは。将棋で人事労務® を伝える文京区の社会保険労務士 山岡 です。
新型コロナウイルスの影響により、やむを得ずテレワークを導入した企業も多いと思われます。
もともとテレワークを制度として導入済みであれば良いのですが、今回のように緊急事態宣言に合わせて従業員にテレワークをさせた場合は徐々に課題が見えてきたのではないでしょうか。
・通勤手当の計算方法は?
・自宅の光熱水費増加分は誰が負担するのか?
・どのようなセキュリティ対策が必要か?
・労働時間の管理方法は?
・従業員の評価方法は?
今後もテレワークを継続する場合は、このような課題を一つずつ整理することをお勧めします。
その際には、テレワークのメリット、デメリット、不安や不満など、まずは従業員の声に耳を傾けてみましょう。
・上司や同僚等とのコミュニケーションで困ったことは?
・仕事のモチベーションは上がった?下がった?
・生産性は上がった?下がった?
・緊急事態宣言解除後もテレワークを継続できるのか?
などを聞いてみてください。
また、自宅でサボらずに働いているのか?など、管理する側の不安や課題もあることでしょう。
パソコンのログを自動的に収集するシステムの導入している企業もあるようです。
そのシステムは、作業時間のほか、ワードやエクセル等の使用時間、WEBの閲覧内容やその時間も記録に残るため、仕事に関係のないページを閲覧するとそのページのタイトルまで記録され、サボることを予防するためには一定の効果があると思われます。
一方でテレワークをする従業員にとっては、常に監視されているように感じられるかもしれず、そのようなシステムを導入する場合は事前の周知や運用方法を検討したほうが良さそうです。
いずれにしても、ルールを決めたらテレワーク勤務規程等を整備するようにしましょう。
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