日報の役割と書き方
こんばんは。将棋で人事労務® を伝える文京区の社会保険労務士 山岡 です。
あるご縁で受講した「売上日報セミナー」の内容に思わず納得しました。
A4一枚の売上日報を書くだけで業績が上がるというもので、「小さな会社の売上を倍増させる最速PDCA日報」の著者である中司祉岐さんが、数々のコンサル事例を紹介してくれました。
具体的な日報の記入例も示されていたので売上倍増に至る経緯も伝わってきました。
そんな事例を聴きながら思い出したことがあります。
私がサラリーマン時代に、他部署から法人営業の部署に異動して間もない頃のことです。
当時の上司へ日報を提出すると、上司から返ってきた言葉は、
「きれいにまとめなくてもいいから、お客さまが言ったことをそのまま書け!」
「これは誰が言った言葉なんだ!?」
でした。
はじめは上司が何を言っているのか理解できなかったのですが、言われたとおり、誰が何をどのように言ったのか、話し言葉をそのまま書くようにしました。
現場であったことをリアルに報告するようにしたところ、私がお客さまのサインを見落としていることに上司が気づきました。
「山岡!すぐにお客さまのところに行くぞ!!」
と言われ、上司と一緒にお客さまのところに急行しました。
詳細は書けませんが、問題が大きくなる前に解決することができました。
話し言葉を書き言葉に変換すると、きれいにまとめようとしたり、自己満足で終わってしまったり、現場で起きたことを正しく報告できなくなることがあります。
今回のセミナーでも、日報を通じてコミュニケーションを図りながら業務改善につなげることを学びました。
日報は、上司へ報告するためではなく業務改善のために書き、うまくいったことはマニュアル化し、うまくいかなかったことは改善する、それを繰り返すことにより売上が倍増するようです。
過去の苦い経験を思い出し、改めて日報の役割と書き方を前向きに受け止めた次第です。
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